私の好きなもの

朝の空いてる下りの小田急線と、平日昼間に乗る中央線から見える神田川(特に夏が最高)、夜に荒川の橋から見える伊勢崎線の光、夕方に乗って家に帰るときの井の頭線、夜に銀座線で渋谷に出た時の光の多さ。私は電車がとても好きなんですけど、好きということはまあ嫌いな駅とか路線も多々あるということで、好きと思う気持ちはなんだって大事というか、自分じゃ決められないというか、決めてるんだろうけど、どうしようもないよね、だって好きだし嫌いと思っちゃうんだもん、どうしようもない。

夜中にパッと目が覚めて、隣で男がスヤスヤ寝ていて、はて、私はこの人のことが好きなのかなと考える瞬間が間抜けで奇妙で寂しくて好きで、寝ようとしないで暗闇の中でぼんやり考えるのが好き。絶対に1人なんだなとしっかり思える、寂しくなったらくっつけばオッケー、そして再びおやすみ。そんでもっておはよう、さようならまた会う日まで。

好きな瞬間、好きな空間、好きな映画、好きな友達、好きな本、好きな食べ物、好きな色、好きな場所、好きな洋服、好きな匂い、好きな音楽好きな時間たくさんあるのにどうして上手く集められなくなる時があるんだろう、不便だな、囲めばいいのにね、囲い込み。

春が恋しい、グッチのさくらんぼのついたパンプスが履きたい14万円。あんなに素敵な靴を履いた人はどこに行くんだろう、素敵な靴は素敵な場所に連れてってくれるという話がとても好きです。